記事のアーカイブ

2016年12月活動記録

2016年12月17日 00:00
12月17日(土)に年末忘年会を開催しました。忘年会に先立ち、事務局より2016年の活動として、在日に関わる諸問題についての議論を重ねてきたこと、HP等を通じて定期的な情報発信を行ってきたことが改めて報告されました。そして、2017年は「在日同胞の生活を考える会」が2018年に発足35周年を迎えることをにらみ、これまで積み重ねてきた議論をまとめ上げて行くとする活動方針を報告し、当日参加した方々に概ねの了解を頂きました。参加した一人一人から近況や昨今の情勢についての意見が述べられ、他の参加者からの質問も飛び出しながら大いに語りあいました。暖かな雰囲気に包まれつつも、来たる2017年への決意を新た

2016年11月活動記録

2016年11月19日 00:00
拡大事務局会議を開催しました。事務局会議に先立つ意見交換会では、韓国社会を大いに揺るがして朴槿恵大統領が任期切れ前の辞任を表明することとなった「崔順実ゲート」問題について議論しました。議論の中では、地縁、血縁、友人関係で社会正義がないがしろにされる韓国社会の前近代の残滓が、これを機に一掃しないといけない、という意見が出されました。と同時に、今回の件が明るみに出てきたこと自体、前近代的な側面のない透明性があって公正な社会、真に民主的な社会に向かって行くための一歩であり、大統領退陣を求めるデモが整然と秩序を持って行われていることは韓国社会の成熟度を表している、という本件の肯定的な側面に着目した意見

2016年10月活動記録

2016年10月15日 00:00
「在日同胞の生活を考える会」の活動に必要な資金は、100%、会員が納入する会費によって賄われています。毎月の活動費を賄って行くのも容易ならざるところではありますが、10月は特別な大型出費が予定されていました。その為、事務局を中心として協力を呼びかけ、結果、会員の方々から活動を続けて行くために必要な資金を得ることができました。「考える会」はここ数年、幅広い在日が共有することのできる出版物の刊行やシンポジウムの開催ができておらず、少なからぬ会費を負担を頂いている会員の方々に報いるだけの「考える会」として価値を生み出せているのだろうか、との想いにかられる事もあります。にも関わらず、会員の方々からの日

2016年9月活動記録

2016年09月17日 00:00
拡大事務局会議を開催致しました。「在日同胞の生活を考える会」では2007年9月から2012年3月まで開催された「在日同胞市民講座」の内容をもとに、21世紀を生きる在日の拠り所となる「歴史教科書」作成を目指し、「"在日市民のための歴史教科書"編纂プロジェクト」を進めています。9月の拡大事務局会議ではその中でも、1955年の朝鮮総連結成から1959年12月、北朝鮮への「帰国事業」が始まるまでの時期において、在日のみならず関係した国々を含めてどのような動きがあったのか、「帰国事業」に至るまでの運動の過程にはどのような問題があったのかについて議論しました。議論の中では、当時の在日運動が抱えていた問題点

2016年8月活動記録

2016年08月20日 00:00
8月6日(土)に2013年8月12日に亡くなられた「在日同胞の生活を考える会」前代表の金奎一氏を偲んで、「金奎一先生を語る会」を開催しました。当日は、普段の活動になかなか参加のできない方が多数集まったほか、参加の叶わなかった方々からも多くのメッセージが寄せられ、金奎一先生との思い出のみならず、先生が亡くなられてからの3年間の出来事、その間に考えたことについて、それぞれに語らいました。また、事務局より考える会の年前半の活動、年後半にかけての活動方針について報告がされ、当日の参加者より賛同が得られました。この日、「語る会」の場に集った方だけでなく、参加の叶わなかった遠方の方々も含め、金先生という大

2016年7月活動記録

2016年07月16日 00:00
拡大事務局会議を開催しました。事務局会議に先立つ意見交換会では、イギリスの国民投票ーEU離脱について議論しました。国境を超えた様々な繋がりが東アジア以上に深まっている欧州で、果たして「離脱」ということが現実的なのか、という点も含め分析を行いました。その上で、急増する移民が国民投票での争点となったことを踏まえ、欧州での変化は東アジアではどのような形で立ち現れるのか、かつて朝鮮半島から玄界灘を越えて日本に渡り、日本で定住するに至った在日の経験はそのなかでどのように生かされるのか、などについて議論しました。

2016年6月活動記録

2016年06月18日 00:00
拡大事務局会議を開催しました。「在日同胞の生活を考える会」では2007年9月から2012年3月まで開催された「在日同胞市民講座」の内容をもとに、21世紀を生きる在日の拠り所となる「歴史教科書」作成を目指し、「"在日市民のための歴史教科書"編纂プロジェクト」を進めています。6月の拡大事務局会議ではその中でも  ...

2016年5月活動記録

2016年05月21日 00:00
拡大事務局会議が開催されました。会議に先立つ意見交換会では、北朝鮮では36年ぶりの朝鮮労働党大会が開かれたことを受け、これが朝鮮半島の未来、在日の未来にどのような影響を与えるのかについて意見交換を行いました。また、ヘイトスピーチ規制法案の国会審議が行われている状況を踏まえ、在日に対する日本社会からの差別が緩和されてきた時代の流れの中で、なぜまたヘイトスピーチのような動きが生まれているのか、在日はそのような状況に対してどのように向き合っていけば良いのかにつき、意見交換をしました。

2016年4月活動記録

2016年04月16日 00:00
拡大事務局会議が開催されました。4月は、九州に転勤していた会員が東京に帰任し、久しぶりに事務局会議に参加しました。九州で、東京とは別の次元で感じられた韓国と日本の距離の近さなど、転勤の機会を通じて感じたことを事務局会議に先立つ意見交換会で共有しました。「在日同胞の生活を考える会」には、地方在住で事務所を訪れる機会の限られている会員もいます。また、転勤に限らず、健康上の理由や家族の事情など様々な要因で、日常的に活動に参加することが難しい会員もいます。しかしながら、年末忘年会などの機会で短いながらも時間を共有したり、ネットを駆使して拡大事務局会議を伝え、会の様々な活動を共にしたりすることで、会員同

2016年3月活動報告

2016年03月19日 00:00
拡大事務局会議が開催されました。会議に先立つ意見交換会では、朝鮮半島で平和の保たれることが在日の存立には不可欠であるというという認識のもと、引き続き北朝鮮の核実験、ミサイル実験などに端を発する朝鮮半島の緊張状況について意見交換を行いました。朝鮮半島で再び戦火が起きないこと考える上で、開城工業団地の閉鎖などの制裁措置が相応しいものなのか、という意見が出される一方、これまでの国際社会の働きかけに対して一向に誠実な対応を見せない北朝鮮に対しては、制裁措置もやむを得ないという意見も出されました。また、北朝鮮の実情について、国家権力周辺と、1959年からの帰国事業で北朝鮮に渡った帰国同胞を含む北朝鮮の一
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