「在日同胞の生活を考える会」とは?

「在日同胞の生活を考える会」は、在日同胞の生活にスポットを当てた社会・文化運動体です。

 

「在日同胞の生活を考える会」は、

  • 日本社会で在日として生きていこうと決意した同胞が、より豊かでより幸せに人生を送っていけるような環境を作っていきます。
  • 在日として生きることを自ら否定してしまう在日が依然として多い状況を危機として認識し、今を生きる在日と次世代の在日が、在日としてのアイデンティティーを確立して生きていけるよう、在日の仲間とともに模索していきます。
  • 在日が日本社会で抱える様々な悩み-結婚・就職・老後-の解決を目指します。
  • 分断状況が続く本国の対立的状況の影響を退け、年齢・性別・職業・学歴・国籍を問わず、あらゆる立場の同胞が和合し協力し合える在日コミュニティの形成を目指します。
  • 日本社会の差別的状況―在日が在日として生きていくことを否定される状況―が、いまだに残っていることを踏まえ、日本社会における在日の市民的権利の拡充を目指します。
  • 日本の良識ある人々との市民的共生を通じて、日本があらゆる民族・国籍の人々に対して開かれた社会になることを目指します。
  • ウリ民族(朝鮮民族)の一員であり日本社会の構成員でもある両義性を兼ね備えた在日が、その民族的・市民的独自性を最大限に生かし、東アジア地域やグローバル社会に求められる先進性や多様性を積極的に受容し、「在日市民」としての自己実現と社会貢献を果たせるよう努力します。

 

1.「在日同胞の生活を考える会」の特色 

「在日同胞の生活を考える会」は次のような特色を持っています。

  • 大きな政治よりも身近な生活を重視します。
  • 本国の国家権力や在日政治組織に依存することなく、在日の問題を在日一人一人の連帯によって解決していきます。
  • 民主的話し合いの原則と、みんなで決めみんなで実行の精神を大切にします。
  • すべての方針は草の根的ボランティア活動によって実行し、必要な資金は会員が納入する会費によって100%まかなっていきます。

 

2.「在日同胞の生活を考える会」の理念 

「在日同胞の生活を考える会」は以下の理念を大切にします。

  • 平和、民主主義、自由、平等、基本的人権を旨とする普遍的価値観-市民的価値観。
  • 朝鮮民族の悠久の歴史・文化の中で育まれた情緒・精気・大義を内包する民族的価値観。
  • 人々の暮らしを大切にする思想と論理。
  • 自主自立の思想。

 

3.主な活動内容

  • 在日同胞の歴史を学び現状を分析し未来像を模索するための勉強会、シンポジウムを行っています。
  • 在日としてのよりよい生き方を模索している同胞達に向け、生活総合誌「ウリ生活」、在日同胞コミュニティ誌「在日同胞社会の明日を考える」、活動広報誌「オンドルパン」、「eオンドルパン」「事務局便」(メーリングリスト)などの各種教養誌、情報誌を刊行しています。
  • 会員相互の親睦を深めるための様々な行事や親睦会を開催しています。

 

「在日同胞の生活を考える会」は、このような活動をしています。興味をお持ちになったでしょうか?

「在日同胞の生活を考える会」は、年齢・性別・職業・学歴・国籍を問わず、在日として誠実に生きていこうとする全ての在日に対して開かれた広場です。

是非一度、事務所におたちよりください。